6月11日に開幕したサッカーワールドカップ南アフリカ大会は、大本命スペインの優勝で1ヶ月間の戦いに幕を下ろした。そしてW杯開幕の日に忽然と姿を消した猫のタロウも、ちょうど1ヶ月、折しも決勝戦のおこなわれる7月11日に突如帰還した。猫は猫でW杯のPVでもやってたのだろうか。
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サッカー観戦と猫の捜索に明け暮れた日々は、ちょうど同じ日に終わりを迎えた。あれほど捜索範囲を拡大したにも関わらず、タロウが居たのは隣のアパートの門扉のそば。植え込みの影からひっこり顔を出しているところにばったり出くわした。
半ば諦めていた再会の瞬間が突然訪れて、喜びというよりも安心したのが先。怖がらせないようにそーっと近づいて捕獲、すばやく自宅へ連れて帰る。
家に帰って、まずはタロウのからだを検分。毛が深くて見た感じでは分からないが、実際に抱き撫でてみると、ずいぶん痩せたことに気づく。骨張っていて薄っぺらい。大きなダニも噛みついている。とにかく食事を与え、風呂に入れて、休ませる。
翌日以降、まだ久しぶりの家に慣れないのか、家出していた手前気まずいのか、タロウは遠慮がちにではあるが、再び僕らと共同生活をはじめている。ただ誤算だったのは、もう1匹の猫ガスパールとの関係。
猫は恩を3日で忘れるというが、どうやら家族友達も1ヶ月あれば他人らしい。お互いにフゥフゥ威嚇して、とっくみあいの喧嘩までする始末。仲裁に入った僕も手を爪で深くえぐられて病院送りとなった。
猫の不仲は時間が解決してくれるのに任せるとして、ひとまず家族全員がふたたび揃ったことを喜びたい。家出は猫2匹に娘を加えた3人のリトルピープルが横暴の限りをつくしているが、それすらもまだ好ましく感じる。
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