昨年から設計監理を通して関わってきた『はせがわ耳鼻科クリニック』が竣工。先日完了検査・引き渡しを終えた。山口への出張もこれを境にしばらくお休み。
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建築物が完成した際には、完了検査を受けるよう建築基準法に定められている。確認申請で提出した設計図書(図面等)どおりに工事がおこなわれているかを、指定確認検査機関がチェックするのだ。問題なく検査をパスして当然のはずなのだが、往々にして予期せぬ指摘を受けたりもする。設計者にとって緊張を強いられるイベントだ。同様の検査に、工事の途中で受ける中間検査というものもあるが、今回の建物の規模では免除されている。
そんな完了検査だったが、特に問題もなくクリア。翌日には検査済証が発行されたので、それをまた受け取りに山口市まで出張。これは前日の検査の立ち会いと違い、気楽この上ない。書類にサインして受け取るだけなのだから。読みかけの本を鞄に放り込んで、鈍行列車にて出発。午前中に出発して事務所に戻ったのは17時近かったが、たまにはこんな贅沢な時間の使い方をしても許されるだろう。なにせ数ヶ月がかりの仕事を終えたのだから。
ただ、実をいえばまだ少し残務はある。県の条例で定められたユニバーサルデザインの基準に適合していることを示す適合証の受け取っていない。でもこれは、院内のサイン工事の完了を待たねばならないのでしばらく先の話。
今後は滞り気味だった住宅のプランニングに没頭したい。病院建築と住宅建築、それに商業建築、いずれもマメデザインの守備範囲だが、それぞれに楽しさがある。これらをバランス良く勉強することで、より質の高い建築が設計できるようになるのだと思う。
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