商売道具

事務所のコンピュータがiMacの27インチモデルになった。導入当初はモニタの大きさに戸惑ったが、いまではもう慣れてしまい他のモニタでは窮屈に感じる。A3サイズ程度の図面であれば、原寸で表示できるのが強み。
しかもアルミ筐体のフォルムが、ディテールが美しい。写真で見ただけでは伝わらないつくりの良さが感じられる。これでまた、愛すべき商売道具がひとつ増えた。

建築設計者にとっての商売道具と言えば、広くは自身の知識や経験・発想などの無形のものがまず第一。ただ実務上のツールという意味においてはコンピュータや製図用品の果たす役割は大きい。すばらしいアイデアでも、それをプロットして、他者と共有することができなければ建築にはなり得ない。マメデザインではアイデアの根っこの部分はもちろん、アウトプットの部分での表現・精度も重視している。

このブログでも度々紹介しているが、スケッチに適した鉛筆があり、消しゴムがあり、紙がある。表現力を高めるためのコンピュータがあり、ソフトウェアがある。ツール好きの僕としては、その道具探しがまたひとつの趣味みたいなものだ。