建築設計の仕事には、表面的な意味でのデザインとよばれることの多い意匠的な部分と、構造・設備などエンジニアリングの部分との2つの大きな柱があります。この2つを矛盾なく結びつけ与えられた条件内で解いていくことが広義のデザインであり、建築家の職能という訳です。
ただ実務をおこなっていく上で、実はもうひとつ大きな仕事が残されています。それは各関係機関との折衝そして申請・報告などの業務です。これらは法的な問題をクリアしてプロジェクトを完成させるためにはどうしても要求されるものなのです。
どうしていまこういうことを書いているかといいますと、まさにその確認申請や中間検査・完了検査が重なった上に、複数の現場が同時進行しているため事務所内がバタバタしているからです。動いている現場の中には改装工事も含まれており、これは新築以上に想定外の問題が発生しやすいため、頻繁に問い合わせがありますし僕もできるだけ現場に張り付いていなければなりません。
しかもここにきてがぜん寒くなってきました。夏の現場も悲惨ですが、冬の現場もまた過酷なものです。ここはパタゴニアのDASパーカでも買って自分を奮い立たせなければと思案中です。
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