優れもののボールペン

昨日はとある会社の新社屋の内装デザインの仕事で現地を視察してきました。既存の建築の図面がないということで、とりあえず実測実測また実測です。インテリアの仕事をしているとこういうことが多々あります。

そこで活躍したのが前日に福岡の『LOFT』で購入していた『JETSTREAM 3』というボールペンです。僕は筆記具として万年筆と芯ホルダーを基本にしています。ボールペンというものはデザインをしている人間としてイマイチ「使ってはいけない」感があるというのでしょうか、ずっと敬遠していました。スケッチには不向きなタッチだし、特に国産のボールペンのデザインには「持っていてはいけない」感すら感じられたのです。しかしこの前文具売り場で試し書きをしていたとき、初代『JETSTREAM』に出会ってしまったのです。

僕を虜にした『JETSTREAM』の特徴は、べたっとした油っこい書き味です。以前ちょっと好きだった輸入ボールペンに近い感じがします。しかも最新のボールペンならではの性能で、非常になめらかに字を綴ることができるのです。早速黒と赤2本購入してここ数ヶ月愛用していたのですが、そこで出会ったのが冒頭の『JETSTREAM 3』。なにが「3」かというと要するに3色ボールペンなのですが、これまた見た目の問題で以前の僕なら「かっこわるーい」の一言で片付けてしまったはずです。しかし『JETSTREAM』を2本使い分けていた僕にとってこれはとても画期的な新製品なのです。

なにが便利かって、昨日のように現地を実測しているときでしょう。鉛筆だと消せるのはいいけど色が薄い、水性ペンだと滑らかだけど埃っぽいのに弱い、万年筆は論外。ここで活躍するのが『JETSTREAM 3』です。書き味は滑らかで発色も良く、躯体と寸法、注釈など色分けできる、そして安価。マメデザインの中でここ最近では最大のヒット商品です。みなさんも機会があればお試しください。太さの種類がありますが僕は1.0（太い方）が良いと思います。