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建築設計の仕事には、表面的な意味でのデザインとよばれることの多い意匠的な部分と、構造・設備などエンジニアリングの部分との2つの大きな柱があります。この2つを矛盾なく結びつけ与えられた条件内で解いていくことが広義のデザインであり、建築家の職能という訳です。

ただ実務をおこなっていく上で、実はもうひとつ大きな仕事が残されています。それは各関係機関との折衝そして申請・報告などの業務です。これらは法的な問題をクリアしてプロジェクトを完成させるためにはどうしても要求されるものなのです。

どうしていまこういうことを書いているかといいますと、まさにその確認申請や中間検査・完了検査が重なった上に、複数の現場が同時進行しているため事務所内がバタバタしているからです。動いている現場の中には改装工事も含まれており、これは新築以上に想定外の問題が発生しやすいため、頻繁に問い合わせがありますし僕もできるだけ現場に張り付いていなければなりません。

しかもここにきてがぜん寒くなってきました。夏の現場も悲惨ですが、冬の現場もまた過酷なものです。ここはパタゴニアのDASパーカでも買って自分を奮い立たせなければと思案中です。



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先日着工したばかりの朽網の家ですが、早くも昨日上棟式でした。最近の木造住宅は材木がプレカットされているので現場での建方が非常にスムーズなのです。

僕も滅多に絞めないネクタイを締め、着慣れないジャケットを羽織ったうえでバイクを駆って現場へ向かいました。イメージとしては探偵物語の松田優作!もっともソフト帽とくわえ煙草はナシですが。

式はあいにくの雨模様のうえ気温も低いというコンディションの中でしたが、滞りなくおこなわれました。そして恒例の餅まきでは大量の餅が現場に降り注ぎます。いつものことですが、この餅まきという儀式はだんだん餅をまく方のテンションがあがってきて、終盤は収集がつかなくります。餅の入ったダンボールごと投げる人、野球のピッチャーのようなフォームで速球を放る人。思わぬ方向から飛んできた餅が顔面にぶつかる被害者多数。

そんなクライマックスを見届けた後、僕はリュックサックにいただいたお弁当と日本酒と餅を詰め込んで小雨降りしきる夕闇の中を帰路につきました。
前回は給水管の改修についての記事を書きましたが、今回はバルコニーの防水について。マメデザインの事務所がある集合住宅はかなり古い建物なので、バルコニーも劣化がすすんでいました。そもそもこの年代の建物は防水といっても防水モルタルを塗っただけのケースもあります。クラックが入ればそれでおしまい。雨水などが浸入してきます。うちの事務所のサッシ付近の床も水に濡れたようなシミができていたので気になっていたのですが、やはりバルコニーから水が侵入していたようです。他の階の他の部屋も同様の症状がでていたので、この建物の全体的な問題といえるでしょう。

それで今回はバルコニーにFRP防水を施すことに。プライマー・FRP・トップコートと順番に塗布していきます。それともちろんクラックのあった部分ははつって新たにモルタルで補修しています。FRPが自然と水平に流れていくので、もともとあった床面の不陸も修正されました。とりあえず2戸だけ工事をおこないましたが、今後他の全住戸を対象に工事を実施する予定です。
マメデザインの事務所は、もうすぐ築年数40年にせまろうかという鉄筋コンクリート造の建物の1室にあるのですが、最近建物の老朽化が原因で立て続けにいくつかの改修工事をおこないました。僕自身がこのマンションの管理組合で理事長を務めていることもあり、専有部分のみならず共有部分についても工事内容や業者の選択などで関わっています。

最初におこなったのは給水管の改修。古いマンションの給水管はほとんどの場合鉄管が使用されており、時間の経過とともに腐食が進行していきます。管内の錆で水の流れる経路が狭くなり水圧も低下してしまい、バスルームのシャワーの勢いが弱い・トイレのタンクに水がたまるのが遅いといった問題の原因となります。しかも錆の粒子がフィルターなどに目詰まりしてしまい、さらに水圧低下・赤水を引き起こします。

実際僕の事務所でも、部屋の前の水道メーターのところで2kgf/cm2という水圧でした。これは最低限必要な水圧ギリギリといった数値。水圧の強いところでは5-6kgf/cm2もあるようなので、かなり弱い。これがさらに部屋の内側の腐食で細くなった管内を通過して、最終的に吐水口から吐き出される頃にはさらに水圧が低下しています。

そこで今回は事務所内に限り、給水管の配管を新たにやりなおすことにしました。廊下などは共有部分のため管理組合での手続きを踏むことが必要で、とりあえず早急に専有部分だけ先行して工事をおこないました。本来は床・壁・天井の内側を配管する方が目立たなくていいのですが、コンクリートやタイルを"はつる"ことまではしたくなかったので露出配管で済ませています。新しい給水管は塩化ビニル管なので腐食の心配ももうありません。これで高い水圧で快適に水を使用することができるようになるはずでした…。

しかし、給水の勢いは申し分なく良くなったのですが、給湯に関してはほとんど改善がみられません。給水管から給湯器へ流れ込む水の量が増えたのだから、当然給湯の水圧もあがるはずでした。そこで水道屋さんと検討した結果、考えられる原因は2つ。
ひとつは給湯管にガス管が使われているかもしれないということ。本来給湯管は銅管を使用することが一般的でした。銅であれば腐食にも強く問題ないのですが、ガス管であれば当然腐食して給水管と同じような症状がでてきてしまいます。
もうひとつはシャワールームの水栓の種類の問題。最近多くのバスルームにはサーモスタット機能付きのシャワー水栓がついています。これは他の水栓に比べ水に対する抵抗が大きいそうで、水圧低下の一因である可能性も捨てきれないとのこと。

そこで今回はまず水栓を取り替えることにしたのですが、結果的にはこれが正解だったようです。サーモスタット水栓を取り外し「水」「湯」をそれぞれ別個にひねって混合させるタイプの水栓にしたところ、ずいぶん勢いよく湯がでるようになりました。水栓の種類を替えるだけでこれほどの差が出るとは意外。同じような症状でお困りの方は試してみる価値があるかもしれません。
しばらく建築関係の記事を書いていなかったので、久しぶりに仕事に関しての近況報告を。
去年の秋に計画を始めてから1年以上かけて、ようやく『霧ヶ丘の家』が竣工しました。そして今日はその完了検査の日です。

建物を建てるためには確認・中間検査・完了検査というチェックを指定の検査機関等から受けなければなりません。完了検査をパスして完了済証を受け取らなければ、銀行からの融資が下りなかったり住宅性能保証が受けられなかったりという不利益が生ずることもあります。いまでも住宅は完了検査を受けなくていいと平気で言う人もいますが、もちろんペナルティがないからといって受けなくていいということではありません。将来増改築するときにも完了済証が必要です。

今日の段階でまだ外構工事や家具工事は残っていましたが、建築主の引っ越しの都合を考えるとどうしても検査は今日でなければなりません。なんと現場ではすでに家具も運び込まれてたりしてちょっとびっくりしましたがまあ大丈夫。専門的な話になりますが、一般的な住宅(4号建築物)は完了検査前の使用制限がないので、完了済証を受ける前に引っ越しても違法ではありません。

検査自体は無事終了。来週半ばには済証をもらえると思います。ずいぶん手のかかった仕事でしたが、手作りの部分の多い、かわいい家ができあがりました。





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プロフィール
HN:
岩城 央佳
性別:
男性
職業:
建築家
自己紹介:
北九州小倉の設計事務所マメデザイン代表。
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